Carl Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Z
- SOH Marton
- 2018年2月10日
- 読了時間: 3分
今回はCarl Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Zの紹介記事です。
強烈に重いですが写りはとてもいいですね。
なんとその重さ1.2kg、撮影中ずっとつけているとすごくつらいです・・・
ストラップでぶら下げてるカメラがレンズの重さで下を向いてちょうど胃にあたります。
また大きすぎるが故に色んなところにぶつけてしまいます。
金属フードがかえって役に立つので必ずつけましょう。
それでは風景から写りのほうを見て行きましょう。
望遠の割に接写が出来るので、なんちゃってマクロ撮影に非常に有効です。

ボケが非常に滑らかでピント面だけはシャープです。
レンズが重すぎて流行りのSSMでは動かないのか、モーター式です。
ガチョガチョうるさく、ピントリングが簡単iに回らないようにロックがかかってます。
これがかえって使いづらいのですが、人によっては助かる機構かもしれません。

また前ボケが非常に綺麗なので積極的に前になにか入れて行きましょう。
反面、後ろボケはあまり綺麗ではないので輝度差が激しい被写体は後ろに持っていかないよう注意が必要です。

後ろボケも滑らかな光だけならいいグラデーションになるので場合によっては使えます。

基本的に弱点は後ろボケにあります。
色収差が激しく、輝度差があると激しい虹色フレアーが出ます。
例では夕日を入れてみると激しいフレアがかえって良い感じになるので利用しました。
弱点は裏を返せば強み、一長一短なレンズですがとても描写がいいです。
αユーザーなら是非買っておきたい一本のひとつです。
それではポートレートで見ていきましょう。

とりあえず遠いです。
10mくらい離れてやっとニーショットです。
写りもボケもいいので非常にいいのですが、コミュニケーションを取ることが難易度高めになります。
ポーズがある程度は独立し、全身でポーズがとれる子ではないと難しいので相手を選ぶレンズです。

そして後ろボケがクアンクアンと回ります。
これも弱点ですが木の伸びや、元々丸いものを後ろにもっていくと上手く誤魔化せます。
また望遠レンズは上下で距離を稼いで撮ると、かなり上にあるものとセットで撮れたりします。
桜や梅の撮影では高低差のあるロケ地で挑みましょう。
地面に這いつくばるくらいが丁度いいです。

また先ほどのフレアーです。
色収差が激しすぎてフレアがレインボーになってファンタジックになります。
これがいいか悪いかは感性によりますが。

またハイライトへの耐性が強いので日中もガンガン持ち出せます。
特に日差しの強い時間帯に強さを発揮できると思います。作例は逆光&前ボケ&フレアーを狙いました。
ゾナー(太陽)と名前がついてるだけあって、なんとなくまぶしいというか・・・・・
神々しい感じで写るのでそれが苦手な方にはイマイチなレンズかなと思います。
前述でもありましたが重さがネック、凶悪な重さなので常用はせずにここぞというときだけ使いましょう。
風景ではともかく、ポートレートでは動き回るので体力の消耗が著しいです。
さていかがだったでしょうか。
憧れのカールツァイスですが、まさかの重厚な雰囲気ではなく眩しいイメージ。
これでがっかりする人は多いと思いますが、最高の一本ともいえる性能なので是非お試しください。
Comentários